【Excel初心者向け】グラフの種類と使い分け|データに合った選び方のやり方

Excelでグラフを作成しようとしたとき、棒グラフや折れ線グラフ、円グラフなど種類が多くて迷った経験はないでしょうか。

グラフの種類ごとに向いているデータの特徴が異なり、選び方を間違えると数値の変化や割合が正しく伝わらないことがあります。特に、時系列データを棒グラフで表現してしまい、推移が分かりにくくなるケースはよくあるミスの一つです。

この記事では、代表的なグラフの種類の違いを整理し、データの内容に応じた使い分けのやり方を具体例とともに解説します。棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフなど、種類ごとに何が得意で何が苦手なのかも含めて確認していきます。

種類の選び方を誤ると、比較したい数値と推移したい数値の見せ方が逆になり、意図した内容が伝わらないことがあります。読み終えるころには、手元のデータにどの種類を選べばよいか判断できるようになります。

グラフ自体の作成手順が分からない場合は、先に基本の作り方を確認しておくと理解がスムーズです。

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グラフの種類とは?主要な5種類の特徴を整理

Excelには数値データを視覚的に表現するための複数のグラフの種類が用意されています。主に使われるのは棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、レーダーチャート、複合グラフの5種類です。それぞれ得意とするデータの形が異なるため、種類ごとの特徴を知っておくことが選び方の第一歩になります。

どの種類を選んでも自動で正しいグラフができるわけではありません。データの性質と種類の相性を理解してから作成することが、伝わりやすい資料につながります。

グラフの種類とは何か|Excelで使える主要な形式

棒グラフは項目間の数量比較、折れ線グラフは時系列の推移表現に向いています。円グラフは全体に対する構成比、レーダーチャートは複数項目のバランス評価に適した種類です。複合グラフは、これらの種類を組み合わせて1つのグラフに表示する形式になります。

データ範囲の指定とグラフ作成の基本的な流れ

どの種類を選ぶ場合も、まず元になるデータ範囲を表として整理しておく必要があります。データ範囲があいまいだと、グラフに反映される項目や数値がずれてしまうことがあります。

実務では、グラフ化するデータをあらかじめ整理してから種類を選ぶと、作業がスムーズに進みます。データをテーブル機能で管理しておくと、行を追加したときにデータ範囲が自動で広がり、グラフの元データが崩れにくくなります。

初心者がつまずきやすいのは、データ範囲の指定を誤ったまま種類だけを先に決めてしまうケースです。グラフを挿入した後になって、表示がおかしいことに気づく人も少なくありません。

棒グラフと折れ線グラフの違いとは?データの性質で使い分ける基準

棒グラフと折れ線グラフは、どちらもよく使われる種類ですが、向いているデータの性質が異なります。この違いを理解しないまま選ぶと、伝えたい内容がうまく伝わりません。

棒グラフの使い方が向いているデータの特徴

棒グラフは、項目ごとの数値を棒の高さで比較する種類です。商品別の売上のように、カテゴリ間の大小を比べたいときに向いています。

AB
1商品売上
2商品A320000
3商品B180000
4商品C450000

セルB5に次の数式を入力します。

=SUM(B2:B4)

B2からB4の売上を合計した950,000が表示されます。3商品の売上合計を求める処理です。この表を棒グラフにすると、商品Cの売上が最も高いことが棒の高さで一目で分かります。

折れ線グラフのやり方で時系列の推移を示す

折れ線グラフは、時間の経過に沿った数値の変化を線でつなぐ種類です。月別の売上推移のように、時系列データの表現に適しています。

AB
1売上
21月210000
32月240000
43月300000

セルB5に次の数式を入力します。

=AVERAGE(B2:B4)

1月から3月の平均値である250,000が表示されます。3か月分の平均売上を求める処理です。この表を折れ線グラフにすると、売上が右肩上がりに増える傾向を線の角度から読み取れます。

実務では、比較したいデータか推移を見たいデータかを最初に判断してから種類を選ぶと迷いにくくなります。初心者がつまずきやすいのは、月別データのような時系列の数値を棒グラフで作ってしまう点です。その結果、増減の流れが読み手に伝わりにくくなります。

円グラフとレーダーチャートの使い分け方とは?

円グラフとレーダーチャートは、どちらも棒グラフや折れ線グラフとは違う視点でデータを見せる種類です。構成比を見せたいのか、バランスを見せたいのかによって使い分けます。

円グラフの使い方が向いている構成比データ

円グラフは、全体に対する各項目の割合を扇形の面積で示す種類です。部門別の人数構成のように、全体を100%とした内訳を見せたいときに向いています。

AB
1部門人数
2営業部12
3開発部8
4管理部5

セルC2に次の数式を入力します。

=B2/SUM($B$2:$B$4)

営業部の構成比である48%が表示されます。営業部の人数が全体に占める割合を求める処理です。

レーダーチャートでバランスを比較するやり方

レーダーチャートは、複数の評価項目をひとつの図形で示し、バランスの違いを見せる種類です。人物評価やアンケート結果のように、複数の観点を同時に比較したいときに向いています。

ABC
1項目AさんBさん
2コミュニケーション43
3専門知識35
4対応スピード52

この表をレーダーチャートにすると、Aさんは対応スピードに強い傾向が図形の形から読み取れます。同様に、Bさんは専門知識に強い傾向が読み取れます。数値を並べた表だけでは分かりにくいバランスの違いを、視覚的に把握できる点が円グラフとの大きな違いです。

実務でアンケートの集計結果を扱う場合、件数の内訳には円グラフを使います。評価項目ごとのバランスにはレーダーチャートを使うと、目的に応じた見せ方ができます。集計そのものを効率化したい場合は、ピボットテーブルで項目ごとに数値をまとめてからグラフ化する方法も有効です。

複合グラフの使い方とは?種類選びに迷ったときのコツ

ここまでの種類だけでは表現しきれない場合、複合グラフという選択肢があります。実務でグラフの種類選びに迷ったときの判断のコツもあわせて解説します。

複合グラフの使い方で異なる指標を1つにまとめる

複合グラフは、棒グラフと折れ線グラフのように異なる種類を1つのグラフに重ねて表示する形式です。目標と実績を棒グラフ、達成率を折れ線グラフで重ねると、量と割合を同時に把握できます。

ABC
1目標実績
21月200000210000
32月220000200000

セルD2に次の数式を入力します。

=C2/B2

1月の達成率である105%が表示されます。実績が目標をどれだけ上回ったかを求める処理です。この表を複合グラフにすると、金額の大小は棒グラフで、達成率の推移は折れ線グラフで同時に確認できます。

グラフの種類選びで原因になりやすい判断ミス

種類選びで迷う原因の多くは、データの性質を確認せずに見た目の印象だけで種類を決めてしまうことにあります。まずは比較・推移・構成比・バランスのどれを伝えたいかを整理してから種類を選ぶと、判断のブレが少なくなります。

グラフ以外にも、数値の大小を色で強調する条件付き書式のように、表のまま視覚的に伝える方法もあります。グラフ化するほどではない小さな表では、こうした方法を使い分けの選択肢に加えるのも実務では有効です。

グラフの種類と使い分けまとめ|データに合った選び方が伝わりやすさを決める

グラフの種類は、棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフ・レーダーチャート・複合グラフの5種類が基本になります。比較したいデータには棒グラフ、時系列の推移には折れ線グラフを選ぶと、内容が伝わりやすくなります。

構成比を見せたい場合は円グラフ、複数項目のバランスを見せたい場合はレーダーチャートが向いています。目標と実績のように異なる指標を同時に見せたいときは、複合グラフの使い方を覚えておくと表現の幅が広がります。

種類選びで迷ったときは、伝えたい内容が比較・推移・構成比・バランスのどれに当てはまるかを最初に整理することが大切です。データの性質を先に確認してから種類を選ぶ習慣をつけておくと、資料作成のたびに迷うことが少なくなります。

グラフ以外の機能も含めて、Excelでできることを幅広く知っておきたい場合もあるでしょう。基本機能全体をまとめたガイドもあわせて確認しておくと、今後の学習の見通しが立てやすくなります。