うるう年と言えば4年に1度訪れる年で、2月29日がある年というイメージですよね。
夏季オリンピックが開催される年として覚える人も多いかと思いますが、実際にうるう年とはどのようなものなのか知らない人もいるかと思います。
そこで今回はうるう年について調査していきたいと思います。
うるう年とは
まず、うるう年の「閏」の意味についてです。
閏とは、暦の上の季節と実際の季節とのずれを調節するため、一年のうちの日数・月数を普通の年より多くすることを意味します。
上記のことをふまえると、うるう年とは、通常2月28日までしかない2月が29日までとなり1日多くなる年のことを言います。つまり、1年が365日ではなく366日になるんですね!
うるう年のときは夏季オリンピックが開催されるので、夏季オリンピックが行われる年がうるう年であると認識すると覚えやすいです。
一方、うるう年ではない年のことは「平年」と呼びます。
うるう年の計算方法
うるう年の計算には以下の3つのルールがあります。
- 西暦年が4で割り切れる年は(原則として)うるう年
- ただし、西暦年が100で割り切れる年は(原則として)平年
- ただし、西暦年が400で割り切れる年は必ずうるう年
つまり、400年に97回うるう年が訪れる計算になりますね。
- 400/4=100回 (うるう年の回数:100回)
- 400/100=4回 (うるう年の回数:100-4=96回)
- 400/400=1回 (うるう年の回数:96+1=97回)
2月29日が誕生日の人はどうなる?
400年に97回しかうるう年がないなら、2月29日誕生日の人はどうなるのでしょうか。
日本の法律では誕生日の前日24時に年齢が上がるそうです。
つまり、2月29日生まれの場合は2月28日の24時に年齢が上がることとなります。
3月1日が誕生日の人は平年の年は2月28日の24時、うるう年の年は2月29日の24時に年齢が上がります。
ただし、これは国によって年齢の計算が異なる場合があり、運転免許証などでも計算の仕方は異なります。(2月28日や3月1日をみなし誕生日として適用させる場合もあるそうです)
おわりに
一日増えるというのは、少し不思議な感覚になるかもしれませんが、うるう年は、実際の季節のズレを調節するためには大切な年です。
夏季オリンピックが開催される年でもありますので、楽しいイベントがある年だ!と覚えておくのもアリかと思います。