Microsoft Excel にはDSTDEVP関数というものが存在します。
DSTDEVP関数は、指定した条件に一致するデータを正規母集団の標本とみなして標準偏差を求める時に使うことが多く、非常に便利な関数となります。
そこで今回は、DSTDEVP関数の使い方について解説していきたいと思います。
DSTDEVP関数とは
DSTDEVP関数とは、指定した条件に一致するデータを正規母集団の標本とみなして標準偏差を求める関数となります。

DSTDEVP関数の使い方

DSTDEVP関数は、以下の引数で構成されています。
=DSTDEVP(データベース,フィールド,条件)
意味としては以下のとおりです。
データベース
検索の範囲を項目の見出しも含めて設定します。
上記例では青枠で囲まれているセルを設定しています。
フィールド
標準偏差を求めたい項目を設定します。
上記例では「成績」と設定しています。
条件
検索条件が入力された範囲を設定します。
上記例では赤枠で囲まれているセルを設定しています。
DSTDEVP関数の使用例

先程の例のDSTDEVP関数の引数を見てみると以下のような設定になっています。
=DSTDEVP(B2:E8,”成績”,G2:G3)
つまり、セルB2~E8をデータベースとし、その中の「成績」列を対象にして、セルG2~G3の条件範囲に合致する値の標準偏差を求めるという意味になります。
