Microsoft Excel にはBETAINV関数というものが存在します。
BETAINV関数は、ベータ分布の累積分布関数の逆関数の値を求める時に使うことが多く、非常に便利な関数となります。
そこで今回は、BETAINV関数の使い方について解説していきたいと思います。
BETAINV関数とは
BETAINV関数とは、ベータ分布の累積分布関数の逆関数の値を求める関数となります。
BETAINV関数の使い方
BETAINV関数は、以下の引数で構成されています。
=BETAINV(確率,α,β,[A],[B])
意味としては以下のとおりです。
確率
累積分布関数の確率を設定します。
上記例では青枠で囲まれているセルを設定しています。
α
パラメータαの値を設定します。
上記例では赤枠で囲まれているセルを設定しています。
β
パラメータβの値を設定します。
上記例では紫枠で囲まれているセルを設定しています。
A
区間の下限値を設定します。
※省略も可能ですが、その場合は「0」を設定した扱いになります
上記例では緑枠で囲まれているセルを設定しています。
B
区間の上限値を設定します。
※省略も可能ですが、その場合は「1」を設定した扱いになります
上記例では赤紫枠で囲まれているセルを設定しています。
BETAINV関数の使用例
先程の例のBETAINV関数の引数を見てみると以下のような設定になっています。
=BETAINV(B7,B3,C3,D3,E3)
つまり、区間0～9の範囲でα=4, β=8のベータ分布における、確率が0.2の時の累積分布関数の逆関数の値を求めるという意味になります。
