Microsoft Excel にはTEXTSPLIT関数というものが存在します。
TEXTSPLIT関数は、文字列を複数行または複数列に分割する時に使うことが多い関数となります。
そこで今回は、TEXTSPLIT関数の使い方について解説していきたいと思います。
TEXTSPLIT関数とは
TEXTSPLIT関数とは、文字列を複数行または複数列に分割する関数となります。
TEXTSPLIT関数の使い方
TEXTSPLIT関数は、以下の引数で構成されています。
=TEXTSPLIT(文字列,列区切り,行区切り,空文字列の扱い,検索モード,空いたセルの値)
意味としては以下のとおりです。
文字列
もとの文字列を設定します。
上記例では青枠で囲まれているセルを設定しています。
列区切り
文字列を列に区切るための区切る文字列を設定します。
上記例では「@」を設定しています。
行区切り
文字列を行に区切るための区切る文字列を設定します。
※省略も可能ですが、その場合は1行に表示されます
上記例では省略しています。
空文字列の扱い
もとの文字列を区切ったときに空文字列がある場合、空のセルとみなすかどうかを以下のように設定します。
| TRUE | 空のセルとみなさない |
| FALSEまたは省略 | 空のセルとみなす |
上記例では省略しています。
検索モード
大文字と小文字を区別するかどうかを以下のように設定します。
| 0または省略 | 大文字と小文字を区別する |
| 1 | 大文字と小文字を区別しない |
上記例では省略しています。
空いたセルの値
結果の列数や行数が異なる場合、空いたセルの返す値を設定します。
※省略も可能ですが、その場合はエラー値「#N/A」が返されます
上記例では省略しています。
TEXTSPLIT関数の使用例
先程の例のTEXTSPLIT関数の引数を見てみると以下のような設定になっています。
=TEXTSPLIT(B4,”@”)
つまり、セルB4の文字列を「@」で複数行に分割するという意味になります。
