Microsoft Excel にはSUBTOTAL関数というものが存在します。
SUBTOTAL関数は、さまざまな集計値を求める時に使うことが多く、非常に便利な関数となります。
そこで今回は、SUBTOTAL関数の使い方について解説していきたいと思います。
SUBTOTAL関数とは
SUBTOTAL関数とは、さまざまな集計値を求める関数となります。
SUBTOTAL関数の使い方
SUBTOTAL関数は、以下の引数で構成されています。
=SUBTOTAL(集計方法,範囲1,[範囲2,…])
それぞれの意味としては以下のとおりです。
集計方法
集計方法を「1～11」または「101～111」で設定します。
※「1～11」は手動で非表示にした値を集計に含む場合に、「101～111」は非表示にした値を含まない場合に使用します
| 集計方法 | 集計機能 | 同等の関数 |
| 1または101 | 平均値を求める | AVERAGE |
| 2または102 | 数値の個数を求める | COUNT |
| 3または103 | データの個数を求める | COUNTA |
| 4または104 | 最大値を求める | MAX |
| 5または105 | 最小値を求める | MIN |
| 6または106 | 積を求める | PRODUCT |
| 7または107 | 不偏標準偏差を求める | STDEV.S |
| 8または108 | 標本標準偏差を求める | STDEV.P |
| 9または109 | 合計値を求める | SUM |
| 10または110 | 不偏分散を求める | VAR.S |
| 11または111 | 標本分散を求める | VAR.P |
上記例では「9」を設定しています。
範囲
集計する数値が入力されているセル範囲を設定します。
上記例では青枠で囲まれている範囲を設定しています。
SUBTOTAL関数の使用例
先程の例のSUBTOTAL関数の引数を見てみると以下のような設定になっています。
=SUBTOTAL(9,C3:C18)
つまり、セルC3～C18の範囲内にある数値をセルC6,10,14,18のSUBTOTALを無視した状態で合計値を求めるという意味になります。
