Microsoft Excel にはPOISSON.DIST関数というものが存在します。
POISSON.DIST関数は、ポアソン分布に基づいて、ある時間・領域内で一定の発生率のもとに事象が発生する確率を求めるを求める時に使うことが多く、非常に便利な関数となります。
そこで今回は、POISSON.DIST関数の使い方について解説していきたいと思います。
POISSON.DIST関数とは
POISSON.DIST関数とは、ポアソン分布に基づいて、ある時間・領域内で一定の発生率のもとに事象が発生する確率を求めるを求める関数となります。

POISSON.DIST関数の使い方

POISSON.DIST関数は、以下の引数で構成されています。
=POISSON.DIST(事象の数,事象の平均,関数形式)
意味としては以下のとおりです。
事象の数
事象が起こる回数を設定します。
上記例では青枠で囲まれているセルを設定しています。
事象の平均
事象が平均して起こる回数を設定します。
上記例では赤枠で囲まれているセルを設定しています。
関数形式
ポアソン確率の値を求める場合はFALSE、累積ポアソン確率の値を求める場合はTRUEを設定します。
上記例では「FALSE」を設定しています。
POISSON.DIST関数の使用例

先程の例のPOISSON.DIST関数の引数を見てみると以下のような設定になっています。
=POISSON.DIST(B7,B4,FALSE)
つまり、平均1000人当たり4人が感染する場合に2人が感染する確率を求めるという意味になります。