Microsoft Excel にはGROWTH関数というものが存在します。
GROWTH関数は、既知のyとxの範囲をもとに指数回帰直線を使って将来の値を求める時に使うことが多く、非常に便利な関数となります。
そこで今回は、GROWTH関数の使い方について解説していきたいと思います。
GROWTH関数とは
GROWTH関数とは、既知のyとxの範囲をもとに指数回帰直線を使って将来の値を求める関数となります。

GROWTH関数の使い方

GROWTH関数は、以下の引数で構成されています。
=GROWTH(yの範囲,xの範囲,予測に使うxの範囲,定数)
それぞれの意味としては以下のとおりです。
yの範囲
既知のyの値をセル範囲または配列で設定します。
上記例では青枠で囲まれている範囲を設定しています。
xの範囲
既知のxの値をセル範囲または配列で設定します。
上記例では赤枠で囲まれている範囲を設定しています。
予測に使うxの範囲
yの値を予測するために使うxの値を設定します。
上記例では紫枠で囲まれている範囲を設定しています。
定数
指数回帰直線の定数bの取り扱いを設定します。
TRUEまたは省略 | 定数bを計算する |
FALSE | 定数bを1とする |
上記例では省略しています。
GROWTH関数の使用例

先程の例のGROWTH関数の引数を見てみると以下のような設定になっています。
=GROWTH(C3:C15,B3:B15,B17)
つまり、「2012~2024年の売上」をもとに「2025年の売上」を予想するという意味になります。