Microsoft Excel にはCRITBINOM関数というものが存在します。
CRITBINOM関数は、二項分布の累積確率が基準値以上になる最小値を求める時に使うことが多く、非常に便利な関数となります。
そこで今回は、CRITBINOM関数の使い方について解説していきたいと思います。
CRITBINOM関数とは
CRITBINOM関数とは、二項分布の累積確率が基準値以上になる最小値を求める関数となります。
CRITBINOM関数の使い方
CRITBINOM関数は、以下の引数で構成されています。
=CRITBINOM(試行回数,成功率,基準値)
それぞれの意味としては以下のとおりです。
試行回数
全体の試行回数を設定します。
上記例では「20」を設定しています。
成功率
試行を1回行ったときの成功する確率を設定します。
上記例では「0.5」を設定しています。
基準値
基準値を設定します。
上記例では青枠で囲まれている範囲を設定しています。
CRITBINOM関数の使用例
先程の例のCRITBINOM関数の引数を見てみると以下のような設定になっています。
=CRITBINOM(20,0.5,B4)
つまり、成功率が50%のときに20回試行を行った場合に累積確率が0.2以上となる最小値を求めるという意味になります。
