Microsoft Excel にはCHIINV関数というものが存在します。
CHIINV関数は、カイ二乗分布の右側確率からカイ二乗値を求める時に使うことが多く、非常に便利な関数となります。
そこで今回は、CHIINV関数の使い方について解説していきたいと思います。
CHIINV関数とは
CHIINV関数とは、カイ二乗分布の右側確率からカイ二乗値を求める関数となります。

CHIINV関数の使い方

CHIINV関数は、以下の引数で構成されています。
=CHIINV(確率,自由度)
意味としては以下のとおりです。
確率
カイ二乗分布の確率を設定します。
上記例では青枠で囲まれているセルを設定しています。
自由度
分布の自由度を設定します。
上記例では赤枠で囲まれているセルを設定しています。
CHIINV関数の使用例

先程の例のCHIINV関数の引数を見てみると以下のような設定になっています。
=CHIINV(B3,C3)
つまり、指定された確率(セルB3)と自由度(セルC3)を利用してカイ二乗値を求めるという意味になります。
