Microsoft Excel にはLOGNORM.INV関数というものが存在します。
LOGNORM.INV関数は、対数正規分布関数の累積確率からそれに対応するもとの値を求める時に使うことが多く、非常に便利な関数となります。
そこで今回は、LOGNORM.INV関数の使い方について解説していきたいと思います。
LOGNORM.INV関数とは
LOGNORM.INV関数とは、対数正規分布関数の累積確率からそれに対応するもとの値を求める関数となります。

LOGNORM.INV関数の使い方

LOGNORM.INV関数は、以下の引数で構成されています。
=LOGNORM.INV(累積確率,平均,標準偏差)
意味としては以下のとおりです。
累積確率
もとの値を求めるための累積確率を設定します。
上記例では青枠で囲まれているセルを設定しています。
平均
分布の算術平均(相加平均)を設定します。
上記例では赤枠で囲まれているセルを設定しています。
標準偏差
分布の標準偏差を設定します。
上記例では紫枠で囲まれているセルを設定しています。
LOGNORM.INV関数の使用例

先程の例のLOGNORM.INV関数の引数を見てみると以下のような設定になっています。
=LOGNORM.INV(B3,C3,D3)
つまり、指定された平均(セルC3)と標準偏差(セルD3)をもとに累積確率(セルB3)に対応する値(セルD3)を求めるという意味になります。
