Microsoft Excel にはNEGBINOM.DIST関数というものが存在します。
NEGBINOM.DIST関数は、負の二項分布の確率を求める時に使うことが多く、非常に便利な関数となります。
そこで今回は、NEGBINOM.DIST関数の使い方について解説していきたいと思います。
NEGBINOM.DIST関数とは
NEGBINOM.DIST関数とは、負の二項分布の確率を求める関数となります。

NEGBINOM.DIST関数の使い方

NEGBINOM.DIST関数は、以下の引数で構成されています。
=NEGBINOM.DIST(失敗数,成功数,成功率,関数形式)
それぞれの意味としては以下のとおりです。
失敗数
失敗の数を設定します。
上記例では青枠で囲まれている範囲を設定しています。
成功数
成功の数を設定します。
上記例では「10」を設定しています。
成功率
試行を1回行ったときの成功する確率を設定します。
上記例では「0.5」を設定しています。
関数形式
関数形式を以下のように設定します。
TRUE | 累積分布関数の値を求める場合 |
FALSE | 確率質量関数の値を求める場合 |
上記例では「FALSE」を設定しています。
NEGBINOM.DIST関数の使用例

先程の例のNEGBINOM.DIST関数の引数を見てみると以下のような設定になっています。
=NEGBINOM.DIST(B4,10,0.5,FALSE)
つまり、成功率が50%のときに10回成功するまでに5回失敗する確率を求めるという意味になります。