Microsoft Excel にはVLOOKUP関数というものが存在します。
VLOOKUP関数は、表の中から必要な情報を取得する時に使うことが多く、非常に便利な関数となります。
そこで今回は、VLOOKUP関数の使い方について解説していきたいと思います。
VLOOKUP関数とは
VLOOKUP関数とは、指定した検索値を表の縦方向で検索し、一致した検索値と同じ行にあるデータを取得する関数となります。
似たような関数として、HLOOKUP関数がありますが、こちらは表の横方向で検索するものになります。
▼HLOOKUP関数についてはこちらに詳しく記載しております。
VLOOKUP関数の使い方
VLOOKUP関数は、以下の引数で構成されています。
=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,[検索方法])
それぞれの意味としては以下のとおりです。
検索値
検索したい文字列や数値を設定します。
上記例ではB2セル、つまり商品番号:1002を設定しています。
範囲
検索をかける範囲を設定します。
上記例では赤枠で囲まれている範囲を設定しています。
列番号
指定した範囲の左端から1〜順に取得したい列番号を設定します。
一番左の列を取得する場合は「1」、検索値の列の隣の値を取得する場合は「2」というように設定します。
上記例では「2」(商品名)を設定しています。
検索方法
TRUE(部分一致)、FALSE(完全一致)のどちらかを設定します。
※省略も可能ですが、その場合はTRUE(部分一致)を設定した扱いになります
上記例ではFALSE(完全一致)を設定しています。
VLOOKUP関数の使用例
先程の例のVLOOKUP関数の引数を見てみると以下のような設定になっています。
=VLOOKUP(B2,A9:D11,2,FALSE)
つまり、商品番号:1002の商品名を取得するという意味になります。
金額を取得したい場合は列番号を3に、在庫数を取得したい場合は列番号を4にすることで取得可能となります。