Microsoft Excel にはEXPAND関数というものが存在します。
EXPAND関数は、配列を拡張する時に使うことが多く、非常に便利な関数となります。
そこで今回は、EXPAND関数の使い方について解説していきたいと思います。
EXPAND関数とは
EXPAND関数とは、配列を拡張する関数となります。
EXPAND関数の使い方
EXPAND関数は、以下の引数で構成されています。
意味としては以下のとおりです。
配列
もとの配列を設定します。
上記例では青枠で囲まれているセルを設定しています。
行数
拡張する行数を設定します。
※「配列」の行数より小さい場合は[#VALUE!]エラーとなります
上記例では「5」を設定しています。
列数
拡張する列数を設定します。
※「配列」の列数より小さい場合は[#VALUE!]エラーとなります
※省略も可能ですが、その場合は「配列」と同じ列数が設定された扱いになります
上記例では「3」を設定しています。
代替文字
拡張部分に入れる文字を設定します。
※省略も可能ですが、その場合は[#N/A]エラーが設定された扱いになります
上記例では「”-“」を設定しています。
EXPAND関数の使用例
先程の例のEXPAND関数の引数を見てみると以下のような設定になっています。
つまり、セルB3~D6の4行3列の配列を5行3列の配列に拡張し、拡張部分に「-」を入れるという意味になります。