Excelで表を作るとき、多くの場面で必要になるのが「計算」です。
売上の合計、利益の計算、数量×単価など、日常的な業務でも計算処理は頻繁に行われます。
しかし、Excel初心者の方の中には「Excelで計算する方法がよく分からない」と感じている方も少なくありません。
電卓のように使えるイメージはあっても、実際の数式の書き方が分からないというケースはよくあります。
Excelでは、四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)を使うことで、基本的な計算の多くを行うことができます。
これらは特別な関数を使わなくても、シンプルな数式で実現できます。
この記事では、Excel初心者の方に向けて、四則演算の基本的なやり方を解説します。
数式の書き方、記号の意味、具体例、そして初心者がつまずきやすいポイントまで、実務で使える形で整理して紹介します。
目次
Excelの四則演算とは?基本の考え方
Excelの四則演算とは、足し算・引き算・掛け算・割り算の計算を数式で行う方法のことです。
Excelでは、セルに数式を入力することで計算が行われます。
数式は必ず「=」から始めるというルールがあります。
例えば「1+2」をExcelで計算する場合、数式は =1+2 になります。
この数式は「1と2を足す」という意味です。
=1+2
Enterキーを押すと、セルには「3」という計算結果が表示されます。
Excelでは、このように数値と演算記号を組み合わせて計算を行います。
また、実務では数値そのものではなく、セル参照を使って計算するケースが多くなります。
セル参照とは、セルの位置(A1やB2など)を指定して計算する方法です。
例えば、次のような表があるとします。
| A | B |
|---|---|
| 数量 | 単価 |
| 5 | 100 |
この場合、金額は「数量×単価」で求めることができます。
数式は =A2*B2 になります。
この数式は「A2の値とB2の値を掛ける」という意味です。
=A2*B2
Excelでは、このようにセルを参照することで、数値が変わっても自動で計算結果が更新されます。
これがExcelの計算機能の大きな特徴と言えます。
Excelで四則演算をするやり方(記号の使い方)
Excelの四則演算では、専用の演算記号を使って計算を行います。
電卓と似ていますが、掛け算と割り算の記号は少し違うため注意が必要です。
Excelで使用する演算記号は次の通りです。
- 足し算:
+ - 引き算:
- - 掛け算:
* - 割り算:
/
それぞれの使い方を具体例で見ていきます。
足し算(+)
Excelで足し算をする場合は「+」を使用します。
例えば「10+5」を計算する場合、数式は =10+5 になります。
この数式は「10と5を足す」という意味です。
=10+5
Enterキーを押すと、結果は「15」になります。
実務では、セル参照で足し算することが多くあります。
例えば次のような売上表があるとします。
| A | B |
|---|---|
| 商品A | 1000 |
| 商品B | 1500 |
合計を計算する場合、数式は =B2+B3 になります。
これは「B2とB3の値を足す」という意味です。
=B2+B3
引き算(-)
引き算には「-」を使います。
例えば「20-8」を計算する場合、数式は =20-8 になります。
この数式は「20から8を引く」という意味です。
=20-8
実務では、売上から原価を引いて利益を出す計算などで使われます。
例:
| A | B |
|---|---|
| 売上 | 5000 |
| 原価 | 3200 |
利益は「売上−原価」で求めます。
数式は =B2-B3 です。
=B2-B3
掛け算(*)
Excelでは掛け算に「*(アスタリスク)」を使います。
これは電卓の「×」とは違うため、初心者が戸惑いやすいポイントです。
例えば「6×4」を計算する場合、数式は =6*4 になります。
この数式は「6と4を掛ける」という意味です。
=6*4
実務でよくあるのが「数量×単価」の計算です。
| A | B |
|---|---|
| 数量 | 単価 |
| 8 | 120 |
金額は =A2*B2 で計算できます。
=A2*B2
割り算(/)
割り算には「/」を使います。
例えば「20÷5」を計算する場合、数式は =20/5 になります。
この数式は「20を5で割る」という意味です。
=20/5
実務では「売上÷数量」で単価を求めるような計算に使われます。
例:
| A | B |
|---|---|
| 売上 | 6000 |
| 数量 | 12 |
単価は =B2/B3 で求められます。
=B2/B3
Excelの四則演算の具体例(実務でよくある計算)
四則演算は、Excelの実務で最もよく使われる計算です。
ここでは実際の業務でよくある計算例を紹介します。
売上合計を計算する
次のような売上表があるとします。
| A | B |
|---|---|
| 商品A | 1200 |
| 商品B | 800 |
合計売上を計算する場合、数式は =B2+B3 になります。
これは「B2とB3を足す」という意味です。
=B2+B3
このような足し算は頻繁に使われます。
なお、複数のセルをまとめて足す場合はSUM関数を使う方法もあります。
利益を計算する
利益は「売上−原価」で求めることができます。
例えば次のような表があるとします。
| A | B |
|---|---|
| 売上 | 10000 |
| 原価 | 7200 |
利益の数式は =B2-B3 になります。
これは「売上から原価を引く」という意味です。
=B2-B3
金額(数量×単価)を計算する
実務では最もよく使われる計算の一つです。
| A | B | C |
|---|---|---|
| 数量 | 単価 | 金額 |
| 6 | 500 |
金額は =A2*B2 で計算できます。
これは「数量×単価」を意味します。
=A2*B2
このような数式は、下方向にコピーして複数の行に適用することもできます。
Excelではこの仕組みを相対参照と呼びます。
Excelの四則演算でよくあるミスと原因
Excel初心者の方が四則演算でつまずくポイントはいくつかあります。
ここでは代表的なミスと対処法を紹介します。
=を付け忘れる
Excelの数式は必ず「=」から始める必要があります。
例えば次のように入力すると、計算は行われません。
10+5
この場合、Excelは数式ではなく「文字」として認識します。
正しい数式は次の形です。
=10+5
対処法はとてもシンプルで、必ず最初に「=」を入力することです。
掛け算で×を使ってしまう
Excelでは「×」は使えません。
掛け算は必ず「*」を使う必要があります。
誤りの例
=A2×B2
正しい数式
=A2*B2
キーボードでは、通常「Shift + 8」で入力できます。
#DIV/0! エラーが表示される
割り算のときに表示される代表的なエラーが #DIV/0! です。
これは「0で割り算をしようとした」場合に表示されます。
例えば次の数式です。
=A2/B2
もしB2が「0」または空白の場合、このエラーが表示されます。
原因
- 割る数が0になっている
- セルが空白になっている
対処法
- 割るセルの値を確認する
- 0が入っていないかチェックする
このエラーは初心者でもよく遭遇するものなので、落ち着いてセルの値を確認すれば解決できるケースがほとんどです。
まとめ|Excelの四則演算はすべての計算の基本
Excelの四則演算は、すべての計算の基本となる重要な機能です。
ポイントを整理すると次の通りです。
- 数式は「=」から始める
- 足し算は「+」
- 引き算は「-」
- 掛け算は「*」
- 割り算は「/」
Excelでは、これらの演算とセル参照を組み合わせることで、多くの計算を自動化できます。
実務でも、売上計算、利益計算、数量×単価など、さまざまな場面で使われます。
まずは簡単な数式から試してみると、Excelの計算の仕組みが理解しやすくなります。
四則演算を理解しておくと、その後に学ぶExcel関数や集計処理もスムーズに理解できるようになります。
Excelの計算に慣れる第一歩として、ぜひ基本の数式から試してみてください。



